六年生の卒業後進路について妄想してみた



 12年後に六年生を全員一堂に集めてみたくて、どんな進路を妄想できるかやってみた。
 偏見と自己満足と思いついたプロットの都合で大爆走。
 室町赤/十/字的にはコレでいきます(笑)。



  立花仙蔵
 城仕え→フリー→城仕え→抜忍→城仕え(?)

 とある城に仕え、一応順調に戦忍な道を歩む。
 が、戦乱の激化にて自城が落城。生き延びたのでそのまま2年ばかりフリー。
 ある戦場で出会った老忍頭があんまりにも抜けていて、どうにも放っておけなくなりその城に仕えることにする。
 ががが、忍頭の人柄とはあんまりにもかけ離れた城で、愛着を持ちようもない。
 忍頭が亡くなってからは、かなり瓦解しかかっている忍隊をなんとかまとめて防戦してきた。

 近頃、自分の持病が悪化してきたのを感じている。
 しかし医者にかかりに行く暇もない。ついでに言えば信用できる医者もおらん。くそう伊作に会いたい。
 そんな気分の時に殿が代替わりした、
 と思えば前からセクハラ・殿になったらますますセクハラ、のあいつか!? もうイライラが募って仕方ない。

 そんな折、攻めて来た城がある。攻め手に文次郎がいる。
 全力で相手してきたが、何かもう色々疲れて抜忍に。
 死亡偽造工作がカンペキすぎて追手なし。
 もうイヤだ! 伊作のとこ行く!! (駄々っ子仙ちゃん)
 善法寺にて皆と再会。さてこれからどうするよ。

 アカトキクダチ城に半就職。
 城下にある大創屋にて病気療養しつつ、塾的な何かをしていると良いと思う。



  潮江文次郎
 城仕え→抜忍→城仕え

 とある城に就職。
 袋返しの術の袋として敵方の城に潜入。
 しかし予想外の自城の混乱にて、表返る前に自城が落城。ポカーン。

 仕方ないのでそのまま敵方の城にて忍として働き、うっかり順調に出世する(爆)。
 城内の不正と汚濁にイライラする日々。
 やる気はないけど有能なので出世しちゃうんだよ。

 やる気ないまま攻め手を任された相手の城に仙蔵がいることを知って、俄然やる気になるが、
 戦いの最中にこれって超ムダ死にではないかと気づき、仙蔵を道連れに抜忍に。
 捨て台詞は「表返っただけだ!」でいいんじゃないか。

 追手はすべて返り討ち。したら来なくなった。
 後調査によるとそれどころじゃなくなったらしい。城がほぼ壊滅したらしい。

 仙蔵が伊作のところに行く!と駄々こねるので一緒に善法寺へ。
 皆と再会する。ソッコー留三郎と喧嘩する(笑)。

 食満のとこかよと苦虫噛み潰しつつアカトキクダチ城に就職。
 忍なんだか勘定方なんだか分からない自分の立ち位置に若干の疑問を覚えつつ元気に算盤振りまわしてる。



  七松小平太
 フリー→城仕え(?)→フリー→学園教師

 なんかもうすっごいヘビーな妄想にしかならんかった。ごめん小平太。これ愛。

 そもそも忍者になるために学園に入ったのではないのでまあ…フリー…だった。
 5年→6年の進級時に子どもが出来た(小平太の村は七松家の血筋大事・妄執的に)から
 卒業して会うのをすっごい楽しみにしていた、のにも関わらず、
 帰ってみれば子どもは双頭だったからという理由ですぐに殺され、
 産んだ女性も化け物だったのはお前のせいだと責められ自殺(ということになっているが他殺)。
 次の子どもを…と村中から強要されてドン引き。
 色々未練がなくなってしまったので、子の亡骸を掘り起こして村を飛び出す。

 子どもの双頭の髑髏を下げて、フリーの忍者として戦に飛び込む、飛び込む。
 たぶん「双つ髑髏の鬼」とかいう異名がつく勢い。強い。
 本人は死に場所探し的な。
 押しかけ女房(くのいち)が出来たりしたけど興味なく荒れ放題の暮らしを続ける。

 数年後、ある城の若をひょんなことから助け、城主一家の個人的な忍になる。
 若と非常に仲良く過ごすが、城で謀反があり、城主一家は殺される。
 若は自害して、私の首を絶対に渡すなと遺言。
 若の首を持って逃げる小平太。復讐を決意。

 その後数年かけて復讐を遂げるが、気づけば物凄い賞金首になってて、狙われまくる。
 逃げ込んだ先が善法寺。

 善法寺には伊作の手伝いをしている「万里」という男の子がいるが、実は小平太と押しかけ女房くのいちの子。
 伊作はそれを知ってるので七松を名乗らせている。

 その万里が10歳になるので、忍術学園に入学するべく出発。
 挨拶がてら一緒に行く小平太。
 伊作から預かった手紙を学園長に渡すと、なぜか先生として学園に入ることに!?
 え、何?

 そのまま良い実技教師として過ごしてます。
 休みの度に善法寺に帰って来るのでどっかで六年再会できるね。うん。



  中在家長次
 フリー→福富屋専属

 フリー忍…としておもに貿易・海関連の情報収集・警護を請け負い名を上げる。
 (海賊さんの上乗りとは似てるけどちょっと違う)
 しょっちゅう南蛮にも行っている。

 家族のために警護関連をしていたのだが、カメちゃんに請われて福富屋専属に。
 南蛮語が読める→書ける→話せると順調にスキルアップ。
 気づけば忍仕事よりも貿易関連の仕事をしている。あれ?

 南蛮で、卒業後2年目の時に伊作と再会した。
 以来、日本に帰っている時はしょっちゅう善法寺まで来る。
 医書とか届けてくれる。そして若干善法寺を貯金箱代わりにしている(笑)。
 ちなみに南蛮語を話す時は普通の声が出るらしい。



  食満留三郎
 城仕え→学園教師→城仕え

 “狐の城”アカトキクダチ城に就職。ある意味一番平穏かつ安定した12年。
 就職前にお忍びで城下ふらふらしてた城主一家(ぼけぼけ)を助けた縁で、
 城主一家にえっらい気に入られているので、忍…し、しのび…?くらいな扱いを受けている。
 ていうか、武士身分もらっちゃった(マジで!?)。
 普通に家臣扱いされている。ていうか子守(教育係的な)。ていうか何でも屋(屋根の修理とかまでしてる)。
 え、おれ、忍なんですけど。あの?

 城下に母の店「大創屋」がある。
 忍術学園のわりと近くに領地がある。
 領地の山ん中に「善法寺」がある(笑)。

 就職してから産まれた姫にものすごく慕われている。
 好き好き大好きなあまり「留の行った学校に行く!」とか言いだしてくのたまになる。なんてこった。
 その護衛っつーか何て言うかで6年間ばかり学園教師をしに行くといいよ。
 ちなみに姫には卒業後に押しかけ女房されます。断れねえ〜。
 その頃には家老くらいな勢いで出世してしまっているといいと思います。

 「組頭!おれ、おれは忍ですよねええっ!?」
 「なーに言ってるんだ重臣」
 「馬鹿なぁああ!」
 ↑こんな事情で文次郎も同じ道に引き込めばいいと思う。
  ギンギンに忍者?ふっふっふ…だーれがさせるか…。



  善法寺伊作
 戦医、兼忍術学園校医。

 卒業後、4年間失踪。センチメンタルジャーニー(笑)。
 明とか南蛮とか行ってた。

 帰国後、山の中で留三郎と再会。
 拠点を留が提供してくれたので(山の中に寺を建てました・善法寺)、
 心おきなく「中立の戦場医」活動を開始。
 「灰色菩薩」として名を馳せる(あんまり馳せたくなかった)。

 戦場で忍たまと会うこともあるので学園に挨拶に行く。
 すったもんだあって、校医見習い扱いされることが決定する(笑)。
 「善法寺」にも毎年保健委員が挨拶に来る。

 ものすごい勢いで暗殺の危険があるが、
 同じくらいものすごい勢いで借りのあるいろんな忍が護衛してくれている。
 絶妙なバランスで生きている(爆)。

 拠点の「善法寺」は忍にとっては特に「中立安全地帯」。一種の公界。

 卒業から14年後、忍術学園校医に就任。
 戦医組織(限りなく赤十字的な)の運営をもくろみつつ、また医務室に出るようになったくせ者とお茶をしてるとかしてないとか。



 ちなみにどこ取ってもSS書ける妄想ぶりです。どうしようもない。